NPBの“超人”2人がアベック弾! オリ吉田正&鷹柳田がアーチで共演

3回にソロホームランを放ったソフトバンク・柳田悠岐【画像:パーソル パ・リーグTV】
3回にソロホームランを放ったソフトバンク・柳田悠岐【画像:パーソル パ・リーグTV】

5日の阪神との練習試合では糸井と共にアーチを放っていた柳田

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手とオリックスの吉田正尚外野手が10日、練習試合で共に一発を放った。PayPayドームで行われた両チームによる練習試合。まず吉田正が3回の第2打席で右翼スタンド中段へ待望の練習試合初アーチを放つと、柳田もその裏、驚きの本塁打で吉田に続いた。

 吉田正は3回1死から2打席連続の二塁打で出塁したロドリゲスを二塁に置き打席へ。1ボールからの2球目、ソフトバンク先発の石川が投じた真っ直ぐをフルスイングすると、打球は高々と舞い上がって右翼席中段へと突き刺さる2ランとなった。ここまで練習試合7試合に出場していた吉田にとって23打席目で飛び出した練習試合初アーチとなり、球団を通じて「チャンスでしたし、なんとかランナーをかえしたいと思っていました。高めのストレートに対し“しっかりと強く”自分のスイングをすることができました!」とコメントした。

 その裏、柳田が続いた。3回2死走者なしで打席に立つと、1ボール1ストライクからの3球目、オリックスの先発アルバースが投じた141キロのツーシームを捉えた。タイミングはやや合わず、若干、泳ぎ気味で捉えた打球。それでも、高々と舞い上がると、レフトを守った吉田正の頭上を超え、そしてホームランテラス席も飛び越えて、左翼スタンドへと届いた。

 タイミングが外されており、打った瞬間には左翼フライかと思うような当たりだったが、打球はスタンドまで届くソロ本塁打に。「アウトコースの球だったけど、しっかりミートできたし、粘りながら打つ事が出来ました」という柳田のパワーが凝縮された驚きのアーチだった。ダイヤモンドを一周する柳田は二塁を回ったところでレフトを守る吉田正に対して、笑みを送ってドヤ顔だった。

 柳田と吉田正は共に阪神・糸井と共に自主トレを行う仲間。5日の阪神とソフトバンクの練習試合では糸井と柳田がそれぞれアーチを放ち、この日は柳田と吉田正に一発。球界が誇る“超人”2人による豪華なアーチ共演となった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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