鷹バレンティンが待望の練習試合初アーチ アベック弾の柳田は「最強の打者」

8回にソロホームランを放ったソフトバンクのウラディミール・バレンティン【画像:パーソル パ・リーグTV】
8回にソロホームランを放ったソフトバンクのウラディミール・バレンティン【画像:パーソル パ・リーグTV】

練習試合は苦戦が続いていたが「本来のフォームに戻すことができた」

 ソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手が11日、本拠地PayPayドームでのオリックスとの練習試合で初本塁打となる特大の一発を放った。8回、バックスクリーンへの特大弾を放った柳田に続き、初の2者連発・試合後は「やっと自分の本来のフォームに戻すことができた」と復調に手応えを感じた様子だった。

 2日から始まった練習試合では本調子ではなかったバレンティン。10日までの8試合は26打数2安打、打率.077と苦しんでいた。この日は4回の2打席目で13打席ぶりの安打となる中前安打を放つと、8回の第4打席で待望の一発が飛び出した。

 目の前で柳田がバックスクリーンへの一発を放った後に打席へ。1ストライクからの2球目、荒西のボールを捉えると、打球は弾丸ライナーで左翼スタンド中段へと突き刺さった。柳田とのアベック弾は練習試合32打席目での初アーチ。ダイヤモンドを一周すると、その表情には安堵の笑顔が浮かんだ。

 ようやく飛び出した一発に、バレンティンは試合後に「もちろん自分の結果に納得してなかった部分もあるし、いろんな課題の中で修正しないといけないところもあった。ここ何日かそれに取り組んで、やっと自分の本来のフォームに戻すことができた。今日の試合はリラックスした感じで入れたと思います」とコメント。フォームのズレを修正し、ようやく本来の姿に戻ってきたようだ。

 練習試合9試合で5本の本塁打を放つ柳田の存在はモチベーションに繋がっている。「自分の前にああいう最強の打者がいると、次の打席でも結果残したい、続きたいという気持ちが増してくる。モチベーションになる。自分もパワーヒッターだけど、彼も自分に負けないパワーヒッター。目の前でホームランが出ると自分も嬉しいし、続けてくれると嬉しい」と語り、相乗効果を期待した。

「連発になるのはモチベーションになるし、今日は残念ながら負けてしまったけど、これは切り替えてまた明日良い結果を残したいと思っています」と語ったバレンティン。開幕まで9日、練習試合も残り3試合となる中で最強スラッガーにも当たりが戻ってきた。

(Full-Count編集部)

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