最速169キロ19歳はドラフト指名されるか? 米メディア再注目「完全なる剛速球」
MLB公式のドラフトプロスペクトランキングでは166位、3巡目までに指名の可能性
MLBドラフトが10日(日本時間11日)スタート。全米の注目を浴びる最速169キロの19歳左腕、ルーク・リトル投手ははたして指名されるのか。米メディアからは続々と称賛の声が上がっている。
テキサス州サンジャシント短期大学所属のルーク・リトル投手は身長203センチ、体重102キロの大型左腕。5月9日に自身のツイッターで公開したブルペンでの投球映像で、ヤンキースのアロルディス・チャップマン、カージナルスのジョーダン・ヒックスのギネス世界記録105.1マイル(約169.1キロ)に迫る105マイル(約169キロ)を計測した。
地元紙「シャーロットオブザーバー」のラングストン・ワルツJr.記者は「105マイル? 元イースト・メクレンバーグ高校のスター選手であるルーク・リトルが絶好のタイミングで完全なる剛速球を投げる」とツイッターで紹介。ドラフトの約1か月前の5月9日に、人類最速に迫る剛速球を記録したことが指名に好影響を与えるのではと推察している。
また、地元TV局「WCNCシャーロット」のスポーツディレクター、ニック・カルボニ氏はツイッターに「MLBで昨年105マイルを投げた選手:この春に105マイルを投げたシャーロット出身の19歳:ルーク・リトル」と投稿。2019年に169キロを計測したMLB投手が1人もいなかったことを引き合いに、リトル投手のすごさを伝えている。
MLB公式のドラフトプロスペクトランキングでは166位に位置付けられており、サンジャシント大学同期のミッチェル・パーカー、ブランドン・バードセルらの3人も5巡目までに指名される可能性がある。米スカウト団体「Prep Baseball Report」は、リトルが3巡目までに指名されると予想している。
卒業後はサウスカロライナ大学に進学予定も、ドラフトの結果次第ではプロ入りも視野に入れているリトル投手。仮に契約となればMLB史上最速が更新される日もそう遠くはなさそうだ。
(Full-Count編集部)