「一生許さない」 11年前の史上最悪の逆転サヨナラ落球にファンの怒りが再燃
メッツの二塁手、ルイス・カスティーヨが平凡なフライをまさかの落球
野球にエラーはつきものだが、ここまで酷いものはなかなかお目にかかれない。ヤンキースの地元放送局「YESネットワーク」は「彼がボールを落としたのは2009年の今日だった」と公式ツイッターに動画を投稿。2009年のメッツ戦で起こった伝説の逆転サヨナラ落球を伝えている。
2009年6月12日(日本時間13日)、本拠地・ヤンキースタジアムで行われたメッツ戦。7-8で迎えた9回裏2死一、二塁の場面で、ヤンキースのラストバッターが二塁後方へ力ないフライを放つ。マウンドの投手は大きくガッツポーズ、打者もバットを地面に叩きつけ、誰もが二飛でのゲームセットを確信するなか、二塁手のルイス・カスティーヨがまさかの落球をしてしまう。この間にヤンキースは走者二人が生還し、まさかの逆転サヨナラ。米球史に残る世紀の落球となってしまった。
衝撃の結末に、ファンからも「私が現地で見たなかでいまだに一番クレイジーな試合」、「次の日に試合を観に行ったらヤンキースファンがルイス・カスティーヨに喝采を送っていたのを覚えているよ」、「私は彼のことを一生許さない」、「メッツファンの友達と一緒に観に行ったよ。帰りの車の中が静かだったことは言うまでもない」、「何時間も何時間も笑い続けたよ」、「両手で。両手で。両手で!」、「昨日のことのようだ」、「これを観るのはつらい」と悲喜こもごもの声が。11年経った今も人々の記憶に残るワンプレーとなっている。