西武がダントツの打率.298&69得点 ワーストは阪神…12球団練習試合の打撃成績は?

中日はセ・リーグトップの打率.275を記録するも、得点は楽天やDeNAを下回る53点

 10試合でわずか1敗しかしなかった西武。自慢の強力打線は今季も健在のようだ。チーム打率は.298と12球団で群を抜く。10試合と試合数は巨人とともに最少にも関わらず、12球団トップの69得点を叩き出している。秋山のMLB移籍により戦力ダウンが心配されたが、1試合平均6.9点と変わらぬ得点力の高さを示した。今季も「山賊打線」は健在だ。

 西武に次ぐ得点を叩き出したのは楽天で11試合で打率.269を記録し、63得点をあげた。ブラッシュ、浅村の主砲に加えて、ロメロや鈴木大の加入がこの練習試合では成果に現れたと言えそう。ソフトバンクは楽天と同じ打率.269をマークしたが、1試合多いにも関わらず、得点は10点少ない53得点。いかにチャンスで得点をあげるかがシーズンでも鍵になりそう。

 この2球団を上回るチーム打率を残したのはセ・リーグの中日。昨季同様にチーム打率はセ・リーグトップの.275を残したが、得点数はソフトバンクと同じ53得点に止まった。昨季も同じような課題を抱えていた中日。こちらも出来るチャンスでいかに得点を重ねるかが、シーズンでは鍵を握りそうだ。

 一方で打線に元気がなかったのは阪神と広島、ヤクルトのセ・リーグ3球団か。ヤクルトは11試合でチーム打率.232、広島は11試合で打率.223。阪神は11試合で12球団ワーストの打率.220に終わった。得点数は広島が49得点、阪神とヤクルトは12球団で最も少ない40得点だった。

(Full-Count編集部)

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