わずか2日で開幕スタメン1番当確 西武新助っ人“スパンジー”のマルチな才能
持ち前の走力、長打力に加え、最大の持ち味はユーティリティー性
足も速いが、今月2日から3試合連続4本塁打の固め打ちを見せた長打力も秘める。ただでさえ破壊力抜群の“山賊打線”が、スパンジーの1番起用でなおさら脅威となりそうだ。加えて、スパンジェンバーグ最大の持ち味はバッテリー以外どこでも守れるユーティリティー性。この日も7回からベンチへ退いた中村に代わり三塁に回った。
今季の西武の外野レギュラーは、スパンジェンバーグ、金子、打撃好調の木村の3人で固まっているが、指名打者兼任の栗山が控え、26歳の川越、22歳の鈴木も急成長している。仮に三塁・中村、遊撃・源田、二塁・外崎、一塁・山川の不動の内野陣の誰かが故障や休養で外れる際にも、スパンジェンバーグがそのスポットを埋めることで打線の破壊力低下を最小限に抑えることができる。
物静かでパフォーマンスとは無縁の新助っ人も、首脳陣にとってはなんとも重宝する存在となりそうだ。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)