西武高橋光「オレもやってやるぞ」 開幕ローテ入りの下手投げ・與座に刺激

投手練習に参加した西武・高橋光成(左)【写真提供:埼玉西武ライオンズ】
投手練習に参加した西武・高橋光成(左)【写真提供:埼玉西武ライオンズ】

投手練習ではドームのマウンドで32球、西口コーチ「いい感じで投げられていた」

 メットライフドームで投手練習が行われた15日。高橋光成投手は練習の最後にドームのマウンドに上がった。1球1球感覚を確かめるように丁寧に投げ込んだ32球。ピンチの場面、三振を取りにいく場面、さまざまなシチュエーションを想定しながらブルペン捕手の荒川のミットをめがけて投げ込んだ。「昨日投げた感触が良くなかったので。今日は良かったと思います。西口さんからも『今日は良かったんじゃないかな』と言っていただきました」と笑顔を見せた。

 前回の練習試合では課題を残した。もちろん、同僚の飛躍も刺激になっている。14日の練習試合で快投を見せた與座海人投手の投球を見ていた高橋光は、「凄いな、と思いました」と口にしながらも、「俺もやってやるぞ、という気持ちですよ」とロッカーで席の近い與座に聞こえる声で気合を入れた。

 刻一刻と開幕が近づいてくる中で、開幕に向けたゲン担ぎは敢えてしない。「特別なことはしませんね」と平常心でその日を迎える。そこは高橋光成が尊敬する西口文也投手コーチの現役時代と一緒だ。

 この日、約2時間、キャッチボールやピッチングなどで身体を動かした高橋光は、「やっと始まるという気持ち。ワクワクしていますね。後はそこに向けてしっかり準備をし、開幕したら自分のできることをしっかりやりたい」と先発ローテとしての自覚を口にした。

西口文也投手コーチ「昨日はあまり良くなかったのでね。光成も自らマウンドで投げたいと言ってきた。いい感じでシーズンに入っていきたいというのがあったんじゃないかな。昨日よりもいい感じで投げることが出来ていたと思う」

(Full-Count編集部)

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