今季開催“自信なし”発言のワケは? 6~8球団オーナーが中止支持
強制開催へMLBコミッショナーは23球団以上のオーナーから承認を得る必要がある
大リーグのシーズン開幕は見えてこない。大リーグ機構(MLB)と選手会の協議が選手の報酬面を巡って停滞しているのだが、選手へ給料を支払う6球団以上の球団オーナーは今季開催を望んでいないという。米ヤフースポーツは「それが大きな問題となり得る理由」として記事を掲載した。
米複数メディアによると、少なくとも6~8球団のオーナーが今季中止を望んでいるという。この今季中止を望む球団数が今季開催への大きな鍵となるようだ。
MLBと選手会の協議が合意に至らなかった場合、シーズンを再開させる最終手段は「MLBがシーズンを命じること」。しかし、シーズン強制開催の決定権を持つマンフレッド・コミッショナーは75%の球団オーナーから承認を得る必要があるという。米ヤフースポーツは「30球団の75%は22.5となる。そのため、シーズン開催を望んでいないオーナーが6人か8人かでは大きな違いとなる」と伝えた。
マンフレッド・コミッショナーは米スポーツ専門局ESPNの番組でシーズン開催について「自信はない」と発言。今季開催については10日に「100%」と話していたにも関わらず、一転して悲観的なコメントをした。今季消滅の可能性が出てきている大リーグ。果たして、どのような着地点を見出すのだろうか。
(Full-Count編集部)