トレード移籍組は勝負の時! ロッテ石崎、オリW松井ら昨季パに移籍した選手の現在地

勝負強さが光る下水流、将来の主軸候補として期待された和田

 熊原健人投手は濱矢廣大投手と交換トレードで昨年3月に楽天に移籍。2015年のドラフト2位で入団、DeNA時代は、ダイナミックなフォームが注目され、実家が神社ということで「神主投法」呼ばれ、親しまれた。しかし、3年間で22試合に登板し4勝2敗、防御率5.14と目立った成績を残すことができず。自らの出身地でもある東北の地で、プロ野球人生の再スタートを切った。則本昂大投手の離脱などもあり、先発としての活躍を期待されるも、血行障害を発症し、1軍登板わずか1試合、4回途中3四球2失点と、制球力に課題を残した。オフには右手血行障害に対する中指・環指血管剥離手術を受けたが、3月の練習試合で復帰登板を果たしている。

 昨年7月に三好匠内野手との交換トレードで広島から楽天に移籍した下水流昂外野手は、2012年、ドラフト4位で広島に入団。広島時代から、勝負強さを自身の強味としており、しびれる場面での代打出場が多かった。また、広島市下水道局とタイアップし、「広島の外野は下水流が守る。広島の浸水は下水道が守る」というポスターに登場するなど、非常に愛された選手だ。しかし、際立ったコンスタントな活躍を見せることができず、右打者そして代打で結果を残せる打者を求めていた楽天に移籍。もちろんスタメンでの出場もあったが、代打で19打数6安打、打率.315の好成績を残し、持ち味である勝負強さを十分に発揮した。さらに、出塁率も3割を超えており、期待に応える良い働きをしたと言える。2020シーズンも、スーパーサブとしてチームを支えてくれるだろう。

 和田恋外野手は昨年7月、古川侑利投手と交換トレードで巨人から楽天に移籍。2013年、ドラフト2位で巨人に入団。180センチ、81キロ(入団当時)の恵まれた体格を持ち、将来の主軸として期待され、2018年にはイースタンリーグで本塁打と打点の2冠王に輝く。しかし、なかなかチャンスをつかむことができず、巨人時代の1軍出場はわずか5試合。トレード発表後は「巨人にいて、戦力になれなかった悔しさがある」とコメントを残しながらも、「心機一転、1軍で活躍することで巨人に恩返しできたらと思う」と意欲を示した。そして、2019年8月11日のオリックス戦、右中間にプロ初ホームランを放ち、自己最多の31試合に出場。打率.252、2本塁打11打点で2019シーズンを終え、確かに成長を示している。競争激化が予想されるレギュラー争いでどれだけアピールできるか期待したい。

中日からオリックスに移籍したW松井とモヤ

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