【始球式名場面】“偽イチロー”に台湾のファンがザワつく ドアラを襲ったアクシデントとは?
台湾で始球式に登場したモノマネ芸人のニッチロー'さん
新型コロナウイルスの影響で開幕が延期となっていたプロ野球が6月19日に開幕する。ファンにとってもどかしい時間はあとわずか。開幕までの残る時間、過去の名場面で楽しんで見てはいかがだろうか。ここでは日本と同様に、海外で行われている始球式の名場面を紹介。これを見て、少しでもファンの方が楽しんでいただければ幸いだ。
2018年8月18日に行われた台湾プロ野球のラミゴモンキーズ(現楽天モンキーズ)対富邦ガーディアンズの一戦。この試合で始球式に登場したのは、マリナーズのイチロー氏のモノマネで知られるモノマネ芸人のニッチロー’さんと中日の人気マスコット・ドアラ、そして阪神の人気マスコット・キー太だった。
この試合は大手コンビニチェーン「ファミリーマート」のプロモーションゲームとして実施され、ニッチロー’さんらがゲストとして招かれた。スタジアムDJのアナウンスによって姿を表すと、イチロー氏とそっくりな仕草にスタジアムのファンはザワついた。
ニッチロー’さんは現地では「偽鈴木一朗」と紹介され、打席に立った。いつもの“ルーティン”を披露すると、ファンは爆笑。さらに、ラミゴの投手が投じたボールに対して華麗にスイングを決めると、ここでアクシデントが発生する。ショートバウンドになった投球を捕手がキャッチできず。逸らしたボールは捕手の後ろで審判役を務めていたドアラの大きな耳に直撃したのだ。
その場で倒れ込み悶絶するドアラ。ただ、ニッチロー’さんはドアラに構わず、一塁へと疾走。一塁ベースをオーバーランし、エルボーガードを外すところまで“完コピ”した。一方のドアラはグラウンドに倒れ込み、キー太が慌てて駆け寄る羽目に。大混乱の始球式だったが、ファンや両チームの選手からは大きな拍手と声援が送られていた。