バウアー、MLB最多762発ボンズ氏の殿堂入り支持 薬物疑惑も「見せしめにされた」
現役時代の薬物使用疑惑が尾を引き野球殿堂入りを逃すボンズ氏
レッズのトレバー・バウアー投手がMLB最多の762本塁打を誇るバリー・ボンズ氏の野球殿堂入りを支持している。自身のツイッターで「バリー・ボンズは殿堂入り」と綴り、米メディアにも「ボンズは見せしめにされた」と語っている。
通算762本塁打、2558四球とMLB史上最多の記録を持ち、日本でもお馴染みのボンズ氏。ここまで8度の“挑戦”も投票数は伸び悩み野球殿堂入りを逃している。現役時代の薬物使用疑惑が尾を引いているのが響いているがバウアーの見解は違うようだ。
自身のツイッターでは過去と現在のメジャーリーグを比較し「現在殿堂入りしている全員が薬物を使用していなかったと僕を納得させるのはすごく難しいだろうね」と指摘。現在では禁止されている薬物も当時は“暗黙の了解”で使用が認められていたことに疑問を抱いている様子。
時代の流れによって禁止される薬物が増えているためバウアーは「それを使用した全員が殿堂入りを認められないべきだろうか? そうならば、誰も殿堂入りしない。いつかはその時代の最高の選手たちが殿堂入りするべきだ」と熱弁し「バリー・ボンズは殿堂入り」と支持している。
また、米メディア「NBCスポーツ・ベイエリア」のインタビューにも応じ、ドジャースファンだった幼少期はボンズ氏を嫌いだったが引退後は「野球について学ぶうちに、彼のキャリアがとんでもなかったことを知ったんだ。僕は偉大なものが大好きだから、後になって彼のキャリアの大ファンになった」と明かしている。
これまでも禁止薬物を使用し見つからないまま殿堂入りした選手たちがいると指摘するバウアーは「ボンズは見せしめにされたんだ。だからと言って、決して彼のしたことがベストだったわけじゃない。これが僕の考えだ」と語っていた。
(Full-Count編集部)