DeNAエスコバー、西武メヒア、楽天ウィーラー…開幕1軍から漏れた助っ人は?
ソフトバンクではコロナ禍で助っ人が来日できない状況が続いている
新型コロナウイルスの影響で延期となっていたプロ野球は19日に開幕を迎える。日本野球機構(NPB)は18日に12球団の出場選手登録選手を公示。3か月遅れで開幕となる今季は120試合消化に向けた過密日程に対する特例措置として出場可能な出場選手登録が31人、外国人登録も5人に拡大された。活躍が期待される助っ人の中には開幕1軍メンバーから漏れた選手もいる。主な選手を見ていこう。
◯DeNA エドウィン・エスコバー投手
昨年6月9日の西武戦では、NPB左腕最速タイ記録の160キロを記録。セ最多の74試合に登板し33ホールド、防御率2.51という好成績を残した鉄腕助っ人。2日からの練習試合では5試合に登板していたものの、2月に右ひざを故障し出遅れていたこともあり、2軍スタートとなった。
◯阪神 ジェリー・サンズ外野手
オフに推定年俸110万ドル(約1億2100万円)の1年契約で入団した新助っ人。昨季は韓国プロ野球のキウム・ヒーローズで最多打点の活躍を見せ、大きな期待を背負っての加入だったが、練習試合では23打数4安打、打率.174と結果を残せず。練習試合の終了を待たずに、2軍落ちとなった。
◯西武 エルネスト・メヒア外野手
2014年の本塁打王も34歳。昨季は代打として出場し、自己最少となる75試合、打率.211、6本塁打、20打点と来日以降最低の成績に留まったが、一方で得点圏打率.324と勝負強さも光った。右膝痛で練習試合の出場もなく、開幕の出場選手登録からは外れたが、年々破壊力を増す“山賊打線”の中でどう存在感を示せるか。
◯ソフトバンク デニス・サファテ投手、アルフレド・デスパイネ外野手、ジュリスベル・グラシアル内野手
サファテは家庭の事情により米国に帰国中。近日中に来日する方向でチームが調整を行っている。デスパイネとグラシアルの2人も母国キューバから再来日できずにいる。キューバ代表の活動のために帰国し、その後、母国でリハビリ中に新型コロナウイルスにより渡航が制限された。3選手とも渡航が可能となり次第、早期の来日を目指しているが、新型コロナウイルスの影響で来日後2週間は待機が義務づけられている。
◯楽天 ゼラス・ウィーラー内野手
昨季は6、7月に月間打率1割台を記録し8月には打撃不振を理由に2軍落ち。117試合出場で19本塁打67打点と規定打席に到達はしたものの、打率.243と来日してから最低の数値に。14日まで行われていた練習試合でも出番は限られ、打率.211に終わっていた。ファンからも愛されるキャラクターだけに、復活が期待される。
◯オリックス スティーブン・モヤ外野手
昨季途中に中日から金銭トレードで移籍、64試合で打率.244、10本塁打、35打点の成績を残した。ただ、今季はメジャー通算282本塁打のアダム・ジョーンズやアデルリン・ロドリゲス 、タイラー・ヒギンスらが加入。熾烈な外国人枠争いで敗れて、開幕1軍からは外れることになった。
(Full-Count編集部)