チームの命運、優勝争いのキーマン? 編集部が選ぶ12球団イチ押し選手 【セ編】
4番も経験した阪神・大山、外国人たちを押しのける打撃を見せることはできるか?
◯阪神・大山悠輔
オープン戦 37打数14安打3本6打点 .378
練習試合 16打数0安打 .000
過去には4番を務めたが本職の三塁には助っ人のマルテ、ボーアが一塁とポジションに空きがない状況で出場機会を求め左翼に挑戦。糸井、福留、外国人が中軸に座る猛虎打線に必要なのは生え抜きの若き大砲だ。昨年は14本塁打を放つなど年々成長した姿を見せているだけに自らの手で「4番」をつかみ取って欲しいところ。
◯広島・堂林翔太
オープン戦 21打数8安打0本4打点 .381
練習試合 21打数5安打2本7点 .238
鯉のプリンスも今季はプロ11年目を迎え、もう若手とは言えない立場。練習試合では満塁ホームランを放つなど、持ち前の勝負強い打撃が復活。一塁手としての起用が濃厚なだけに、外国人たちに打ち勝つ打撃を求められる。
◯中日・梅津晃大
オープン戦 1登板 1回 防御率27.0
練習試合 2登板 9回 防御率4.00
1年目の昨季は4勝を挙げ、今季はローテの一角としてシーズン通した活躍が期待される。ライバルとなるチームの投手たちからも「投げている球は一番エグい」と声があがるほどのポテンシャル。2月のキャンプ終盤に右肘の張りを訴えて当初の開幕ローテ争いからは脱落していたが、開幕延期によって間に合った。大野雄、柳の左右の柱を脅かす存在になるかもしれない。
◯ヤクルト・青木宣親
オープン戦 20打数7安打1本4打点 .350
練習試合 23打数5安打1本3打点 .217
高津新監督を迎えた今年は2番に山田哲、3番に青木という攻撃的な打順を組まれる見込み。1~2番を務めることが多かった青木がつなぎの3番、時にはポイントゲッターとして活躍できるかがカギ。この青木の存在こそが若き4番の村上のさらなる成長にもつながる。チームの新キャプテンとして、存在感を発揮してくれるだろう。
(Full-Count編集部)