坂本勇人が「夢を生き返らせてくれた」 “名もなき歌手”が語る坂本登場曲の秘話
坂本は「夢を生き返らせてくれた人。いつも笑顔でハッピーな人だなと思います」
作曲の依頼から3か月。18年シーズンの開幕直前に完成した。坂本から「めっちゃええやん。これ使うわ」と合格をもらった。18年シーズンから第2打席の登場曲として使われた。
「開幕から10日ぐらいして東京ドームの試合に誘っていただきました。最初にドームで聞いた時は鳥肌ものでした」
登場曲2年目の19年。坂本は第2打席で打率.358(123打数44安打)、12本塁打を記録した。全打席の中では最高の成績だった。9月21日のDeNA戦(横浜)でチーム5年ぶりのリーグ優勝。坂本にとってはキャプテン初優勝となった。
「第2打席でそれだけ結果を残しているのは初めて知りました。嬉しいですね。私は自分自身を歌手と思ってなくて、ただの歌好きな人だと思っています。坂本選手は、そんな私の夢を生き返らせてくれた人です。いつもハッピーパワーをくれる存在……。いつも笑顔でハッピーな人だなと思います」
マーボーさんは昨年9月21日のDeNA戦(横浜)に招待された。チーム5年ぶりのリーグ優勝は坂本にとってはキャプテン初優勝となった。「なんか運気上がりそうじゃないですか」。チケットは今も携帯ケースにしまってある。
新型コロナウイルスでプロ野球の開幕が延期となる中、自身のYouTubeチャンネルを開設した。今季も「カンジルママニ」は坂本の第2打席登場曲として使用される予定だ。
「野球がない生活は楽しみをとられた感じでした。坂本選手はいつも個人タイトルとか記録とかではなく、チームの優勝、日本一と言っている。今年も何より大きなケガがないように、巨人が日本一になれるように頑張ってほしいです。試合数が少ないですけど、私としては2000本安打を見せて欲しいです。東京ドームの第2打席で2000本安打を打ってくれたら最高です」
坂本の良き理解者でもあるマーボーさん。リーグ連覇と通算2000本安打への旅路を熱い視線で見守っていく。