鷹・工藤監督が絶賛「あっぱれ!」 劇的サヨナラ打の栗原の活躍を喜ぶ

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

変化球が続いた後のストレート打ちに「見事だなと思います」

■ソフトバンク 2-1 ロッテ(19日・PayPayドーム)

 ソフトバンクが19日、2020年シーズンの開幕戦で劇的なサヨナラ勝ちを飾った。同点で迎えた延長10回に、初の開幕スタメンで「2番・一塁」に抜擢された栗原陵矢捕手が劇的なサヨナラ打。試合後、工藤公康監督は「あっぱれ。よく打ってくれたなと思います」と絶賛した。

 この日、2番で起用された栗原。3打席凡退で迎えた8回の第4打席で左前安打を放ち、今季初安打を放つと、同点で迎えた延長10回2死三塁で打席へ。2球で追い込まれ、3球目のフォークを必死にファウルにしてからの4球目だった。ロッテの小野が投じた149キロの真っ直ぐを中前へと弾き返し、これが劇的なサヨナラ適時打となった。

 2年連続で開幕戦を延長サヨナラ勝ちで飾った工藤監督は「あそこであれだけの変化球についていきながら、ストレートをしっかりセンターに返したのは見事だなと思います」と語り、変化球が続いた後のストレートに対応した打撃を絶賛。「あっぱれ、よく打ってくれたと思います」と目を細めた。

 試合前から緊張の色が見えていた栗原。指揮官は「楽しみなさい。何があっても責任取るのはこっちなんだから思い切っていけよ」と声をかけたことを明かし、今季のブレークが期待される栗原の活躍を「こういう結果になって彼自身頑張ってきたこと、苦労してきたことが実ってよかったな、と思います」と喜んでいた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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