選手会「60試合以上は行わないと通達が…」 70試合制案を取り下げ対案協議へ

MLBコミッショナーのマンフレッド氏(左)とMLB選手会専務理事のクラーク氏【写真:Getty Images】
MLBコミッショナーのマンフレッド氏(左)とMLB選手会専務理事のクラーク氏【写真:Getty Images】

大リーグ選手会「我々は近々役員たちを招集し、次なるステップを決定するつもりだ」

 大リーグ選手会は19日(日本時間20日)、今季開催案として試合数に比例する年俸を保証する70試合制の対案を大リーグ機構(MLB)から“拒否”されたことを受け、「MLB機構は我々が出した直近の提案を受け入れるつもりはなく、60試合以上は行わないと通達してきた。我々は近々役員たちを招集し、次なるステップを決定するつもりだ。大事なことは、選手たちは可能な限り早く野球を再開することに注力する姿勢を保っているということだ」と声明を出した。

 大リーグ機構と大リーグ選手会は今季開催案で難航中。選手会は前日18日(同19日)に試合数に比例する年俸を保証する70試合制案を提示したと発表したが、試合数に比例した年俸を保証する60試合制案を提案しているMLBのマンフレッド・コミッショナーは直ちに拒否する姿勢を見せていた。

 大リーグではフィリーズがフロリダ州クリアウオーターのキャンプ施設で、5人の選手と3人の球団関係者が新型コロナウイルスに陽性反応を示したと発表。ブルージェイズも新型コロナ感染が疑われる症状を訴える選手が出たため、フロリダ州ダンイーデンにあるキャンプ施設を閉鎖するなどしている。米国内では新型コロナ感染者が急増しており、これが今季の大リーグ開催にどのような影響をもたらすのだろうか。

(Full-Count編集部)

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