西武栗山が“首位打者”、オリ山本は唯一2桁奪三振の快投 開幕カード投打5傑【パ編】

オリックス・山本由伸(左)と西武・栗山巧【写真:荒川祐史】
オリックス・山本由伸(左)と西武・栗山巧【写真:荒川祐史】

西武栗山が打率、安打数、OPSでトップ

 待ちに待ったプロ野球は19日に開幕を迎えた。巨人は開幕3連勝、阪神は12球団で唯一白星なし、パ・リーグはビジター球団が勝ち越しとなった。ここでは開幕3試合での投打の成績を見ていく。今回はパ・リーグ。

○打率
1 栗山巧(西).600
2 井上晴哉(ロ).400
2 長谷川勇也(ソ).400
4 若月健矢(オ).375
5 荻野貴司(ロ).357
5 栗原陵矢(ソ).357

 ベテランの栗山が最高のスタートを切った。開幕戦こそ無安打だったものの、2戦目では3打数3安打、3戦目でも4打数3安打の活躍で、リーグトップの打率をマーク。2013年の首位打者、ソフトバンクの長谷川も本来の打撃を見せ、ホープ栗原もサヨナラ打を放つなど好調だ。

○本塁打
1 井上晴哉(ロ)1
1 レアード(ロ)1
1 中田翔(日)1
1 柳田悠岐(ソ)1
1 大田泰示(日)1
1 清水優心(日)1
1 明石健志(ソ)1
1 外崎修汰(西)1

○打点
1 井上晴哉(ロ)4
2 中田翔(日)3
2 T-岡田(オ)3
2 大田泰示(日)3

 ロッテ井上は21日にソフトバンク津森から満塁本塁打を放っており一気に本塁打、打点の2冠に躍り出た。レアードは2020年パ・リーグ最速の1号をマークした。

○盗塁
1 荻野貴司(ロ)2
2 1盗塁12人

 盗塁は“韋駄天”ロッテ荻野が唯一、2盗塁をマーク。そのうち1つはソフトバンクの甲斐から決めた。今年も名勝負の予感だ。

○安打数
1 栗山巧(西)6
2 荻野貴司(ロ)5
2 栗原陵矢(ソ)5
4 井上晴哉(ロ)4
4 浅村栄斗(楽)4
4 長谷川勇也(ソ)4
4 大田泰示(日)4

 6年目・栗原が5安打を放ち2位にランクイン。練習試合でアピールし開幕スタメンを勝ち取った若手の活躍に、今後も期待したい。

○OPS
1 栗山巧(西)1.436
2 柳田悠岐(ソ)1.337
3 中田翔(日)1.262
4 井上晴哉(ロ)1.255
5 レアード(ロ)1.205

 OPSも西武の栗山がトップ。長打率はソフトバンクの柳田に次ぐ2位だが、出塁率は.636で現在パ・リーグトップだ。日本ハムの中田、ロッテの井上、レアードと長距離砲が並ぶ中、栗山の存在が際立っている。

オリックスの山本は唯一、2桁奪三振をマーク

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