世界的アート集団「チームラボ」と合体 7月21日開業の鷹の新ビルを解剖

「E・ZO FUKUOKA」の目玉の1つ、「チームラボフォレスト」【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】
「E・ZO FUKUOKA」の目玉の1つ、「チームラボフォレスト」【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

「BOSS E・ZO FUKUOKA」に「チームラボフォレスト」がオープンする

 7月21日に開業を迎えることが12日に発表されたソフトバンクの新エンターテインメントビル「BOSS E・ZO FUKUOKA」。本拠地PayPayドームの隣接地に建設され、飲食店や多彩なエンターテインメント施設が入る、地上7階建ての大規模複合施設となる。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、開業が遅れていたが、ようやく7月21日のグランドオープンが決定。そこで「Full-Count」ではこの新施設をフロア毎に分けて詳細をお伝えする。第3回は5階に入るアートコレクティブ・チームラボによる「チームラボフォレスト」などのエンターテインメント施設の数々だ。

 東京・お台場にある「森ビルデジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」をはじめ、上海やマカオ、シンガポールなど世界中で常設ミュージアムを展開している「チームラボ」。その新たなミュージアムとしてオープンする「チームラボフォレスト」は「捕まえて集める森」と「運動の森」からなる新感覚のミュージアムとなる。

「捕まえて集める森」は「捕まえ、観察し、解き放つ」をコンセプトとし、自らの身体で探索し、発見し、捕まえ、そして、自ら捕まえたものをきっかけに興味を広げていくことを主眼とした新しい「学びの空間」となっている。スマートフォンを片手に探索し、様々な動物を捕まえ、観察し、自分のコレクション図鑑を作っていく。

「運動の森」は「身体で世界を捉え、立体的に考える」をコンセプトにしており、空間認識能力を鍛える新しい「創造的運動空間」となっている。複雑で立体的な空間で、強い身体性を伴って身体ごとインタラクティブな世界に没入するとされている。この2つの森からなる「チームラボフォレスト」は「E・ZO FUKUOKA」の目玉の1つでもある。

 6・7階エリアは「V-World AREA」となっており、様々なVRコンテンツが体験できる最新施設となる。コンテンツは20種類38セットに及び、九州初進出のアトラクションも登場する。4階にはもともとドーム内にあった「王貞治ベースボールミュージアム」がリニューアルオープン。体験型アトラクションなども用意されている。

 1階には「HKT48劇場(仮称)」、7階には「よしもと福岡新劇場(仮称)」がそれぞれオープンする予定となっている。多彩なコンテンツが集まる「BOSS E・ZO FUKUOKA」。7月21日のグランドオープンが楽しみだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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