代替大会も学年関係なし…東海大菅生・若林監督の“非情方針”に込められた真意

東海大菅生高校・玉置真虎主将【写真:荒川祐史】
東海大菅生高校・玉置真虎主将【写真:荒川祐史】

代替大会も学年関係なしのベストオーダー、自粛明けで告げられた“非情”な方針

 第102回全国高校野球選手権大会の中止が決まり、約1か月。代替大会、引退試合、上の舞台、将来の夢……。球児たちも気持ちを切り替え、新たな目標に向かってそれぞれのスタートを切っている。新型コロナウイルスは彼らから何を奪い、何を与えたのか。Full-Countでは連載企画「#このままじゃ終われない」で球児一人ひとりの今を伝えていく。

「うちには関係ねえぞ。お前らは悲劇のヒーローじゃねえからな。うちは最後まで、いつもと変わらず優勝を狙いに行く」

 2017年夏の甲子園でベスト4進出、近年西東京の高校野球を牽引する存在の東海大菅生。代替大会が決まった直後のミーティングで若林監督が打ち出したのは、最後まで完全実力主義で臨むというチーム方針だった。

 今年の代は当初から2年生がレギュラーに多く名を連ねる。大多数の学校が3年生主体で代替大会に臨むなか、一見非情にも映る方針には、系列校・東海大への内申に関わるテストを理由にチーム活動を離れる者がいなかったわけではない。

「今年に限らず、夏の前には一定数いるんです。あきらめたやつの中には、メンバーに入るかどうかの瀬戸際だったやつもいる。責めることはできないけど、なんであきらめちゃうのかなあ」と若林監督は漏らしたが、メンバーの大半はそこに込められた真意も知っている。

夏の大会中止にも立ち止まることのなかったチーム内の競争意識

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