西武高橋光に求められる高きハードル 「もう少し頑張ってもらいたい」辻監督が厳しい理由

素質抜群、昨季2桁もエース格と呼ぶには物足りない

 辻監督は「全体的には良かった。前回の反省があって、投げっぷりが良かった」と評した上で、「あの7回はちょっと寂しい。急にガタッと馬力が落ちたからね。途中までは、8回まで投げてくれそうな球数できていたんだけど。厳しいことを言うようですが、6連戦の頭を任されている投手としては、もう少し頑張ってもらいたい」と嘆いた。高橋光も「うれしいですが、素直に喜ぶことはできません。7回にあのような形で交代してしまい、中継ぎの方に急いで(肩を)作ってもらったと思うので」と反省を口にした。

 高橋光は昨季、初の2桁勝利(10勝6敗)を挙げたが、規定投球回数には届かず、防御率は4.51。12勝1敗、2.87のニールと並ぶエース格と呼ぶには、まだ物足りなかった。

“山賊打線”の破壊力で2年連続リーグ優勝を果たした西武だか、今季は先発投手陣の底上げが不可欠。2年続けてソフトバンクに煮え湯を飲まされた短期決戦のクライマックスシリーズを勝ち抜くためには、避けて通れない課題だ。

 プロ6年目の23歳と脂の乗る年齢で、抜群の素質を見込まれている高橋光だからこそ、辻監督もハードルを上げずにはいられないのだろう。今季中に、もう一皮むけた姿を見せてくれるだろうか。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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