“速球王”ヒックス、開幕間に合わず 昨年6月に右肘手術、順調回復も
世界最速169.1キロのヒックスは昨年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けていた
昨年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けたカージナルスのジョーダン・ヒックス投手が7月下旬のシーズン開幕を故障者リストで迎えることになった。地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」のカージナルス番、デリック・グールド記者が自身のツイッターでマイク・シルト監督が方針を示したという。
ヒックスが記録した105.1マイル(約169.1キロ)はヤンキースのアロルディス・チャップマンと並び世界最速記録となっている。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」によると、5月に20球程度を投げるブルペンセッションを数回行うまでに回復。リハビリは最終段階に入っているようだが、7月23日か24日(日本時間24日、25日)の開幕に照準を合わせず、慎重を期す考えだ。
23歳のヒックスは18年にメジャーデビュー。昨季は6月に離脱するまで守護神として活躍。29試合登板し、2勝2敗14セーブをマークしていた。