大谷翔平、二刀流でキャンプ再始動 マドン監督絶賛「本当に体が強い」
本拠地キャンプに参加、ブルペン37球を投げ実戦打撃では先発右腕の球筋を見極めた
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、キャンプ再開初日から二刀流調整を行った。本拠地エンゼル・スタジアムの左翼後方のブルペンで37球。打者としてはライブBP(実戦形式の打撃練習)では先発右腕の球筋を見極めた。23日か24日の開幕へ、二刀流として本格的に再スタートを切った。
大谷は午前9時過ぎにグレーのポロシャツに黒のマスク姿で水原一平通訳と共に球場に姿を見せた。赤のユニホームを着てグラウンド入りし、ブルペンでは立った捕手を相手に7球。座ってからは変化球を交えて37球を投げた。レンドン、フレッチャー、シモンズらとライブBPではキャニング、バンディ両右腕が投じた22球を見極めた。
マドン監督は大谷について、「順調にやっている。調子が良さそうだ。打席内でもうまくできている。私が見てきたよりも彼を見てきたスタッフは、現在の彼の状態にとても感心している。他の選手と同様に球場に姿を見せることになり、投球を続け、シーズンに備えていく。フィジカルに関して、非常に逞しくなった。本当に体が強い若者だ」と話した。
大リーグは新型コロナウイルスの感染拡大の影響でアリゾナ、フロリダ両州で実施していたスプリングトレーニングを3月13日(同14日)に中断。18年10月に右肘のトミー・ジョン手術を行っていた大谷は本拠地で調整し、投手としてはライブBPで投球するなどしていた。公式のチーム練習としては実に112日ぶり。大谷が初日から投打で順調な調整を見せた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)