3年目を迎える「eBASEBALL プロリーグ」の課題と収穫 「認知度をいかにして上げていくか」

2年目はフジテレビとタッグを組み「プロ野球ニュース」とコラボした「eプロ野球ニュース」も制作

 1年目は6イニングの延長あり、最大9イニングのルール。そのため、予定時間を越えてしまうことも少なくなかった。それを思い切って変更し、引き分けの試合は1試合から17試合と増加したが、同時に試合時間が予定を越えることは少なくなった。また、プレイヤーは1チーム4人に。継続してチームに残れる選手は2人までで、2名のみ入れ替える球団もあれば、4名すべて刷新した球団もあった。

 2年目は競技のルールだけでなく、リーグの環境も変化した。かけだしの1年目は認知度も低いことからKONAMIの自社ホールを中心に行われていたが、2年目はフジテレビとタッグを組んで開催。ペナントレースの試合はフジテレビ内の特設会場で行われるようになった。また、フジテレビのCSで放送されている「プロ野球ニュース」とコラボした「eプロ野球ニュース」も制作された。

「『eBASEBALL プロリーグ』2年目にあたり、番組としてのクオリティをあげたいと考え、餅は餅屋ということで、テレビ局各社や以前から関係のあったフジテレビさんにもコンペを持ち掛けたところ、『eBASEBALL プロリーグ』の取り組みに賛同していただけました。またフジテレビさんは、これまで早期からeスポーツに取り組んでおられ、eスポーツ番組の『いいすぽ!』でパワプロを何度か採用していただいたり、2017年度に実施したパワプロチャンピオンシップスなどでも協力していただいた経緯もあり、今回のタッグが誕生しました」

「セ・パe交流戦」は、広島で初の地方開催も行われ、地元のカープファンを中心に多くの観客が来場した。「SMBC e日本シリーズ」では、パブリックビューイングにも挑戦。新たな観戦体験を模索する一方で、「現状は、若年層はYouTube等の動画を視聴される方が多いので、Web配信も重視しています」とした。実際にネット配信では100万人以上の視聴者を獲得。590万回以上の視聴数を記録した(2020年2月末時点)。

2シーズンを終えて、1年目から2年目への変化、そして一番の課題は…

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