西武山川「間違ってなかった自信ある」 6戦5発から23打席ノーアーチもブレない準備

変わらぬ連日早出、試合後も居残りトレーニング

 昨オフにはさらなる打撃向上のためコンパクトでシンプルなフォームに改造した。公式戦開幕前の練習試合では、12球団でソフトバンク・柳田の6本に次ぐ5本塁打を放ち、「トレーニング方法も打撃フォーム改造も、間違っていなかった自信がある。結果が出る日も出ない日もあるだろうけど、ぶれることなくやっていきたい」と語っていた。

 実際、西武は今季開幕後全14試合を本拠地メットライフドームで行っているが、山川は調子に関係なく、連日の早出特打ちに取り組んでいる。4日の試合後は疲れも落胆も見せず、川越、呉念庭、山野辺とともに三塁側ベンチ前に現れ、グラウンド整備を横目に、今年から週に2日以上試合後に行うことにしたという下半身中心のトレーニングに取り組んだ。重りを抱えてサイドステップをしたり、ジャンプ、着地、後転を繰り返したり、肘を立てて匍匐(ほふく)前進のような動作をしたり……。そんな姿を見ていると、これほどひたむきな努力と工夫が報われないことなんてありえない、と思えてくる。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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