赤マル急上昇中!? 開幕から2週間半、12球団で輝きを放つ新星たち

覚醒の気配漂う広島堂林、本塁打を量産するヤクルト西浦

・日本ハム:野村佑希内野手

 日本ハムの“ロマン”と言えるのが、高卒2年目の野村だろう。ここまで12試合に出場して打率は.222と高くない。ただ、7月2日のソフトバンク戦で内角の難しい球をスタンドまで運んでプロ1号を放つと、その試合の第5打席では守護神の森からサヨナラ二塁打。さらに5日の試合でも2号ソロを放っており、勝負強さとスケールの大きさを感じさせている。

・広島:堂林翔太内野手

 プロ入りから11年目を迎えた28歳に覚醒の時が訪れている。長らくカープファンから期待されていた堂林。ここまで鈴木誠也に次ぐチーム2位の打率.395、出場した試合では7試合連続安打を放っている。開幕当初は7番だったものの、4日の阪神戦では5番を打つなど、期待が高まっている。

・DeNA:佐野恵太内野手

 筒香のレイズ移籍に伴い、今季から4番を任されている佐野。ラミレス監督からの期待に応え、ここまでの15試合で打率.350と結果を残している。ここまで本塁打はゼロだが、筒香とはまた異なる“繋ぎの4番”として、前後を打つソトやオースティン、ロペスといった助っ人たちと強力な打線を支えている。

・ヤクルト:西浦直亨内野手
 
 他球団の強打者たちの中にあって異彩を放っているのが、ヤクルトの西浦だ。ここまで5本の本塁打を放ち、これはセ・リーグ2位タイの数字だ。1位は6本の広島鈴木で、同じ5本は中日ビシエド、DeNA宮崎、巨人岡本と錚々たる顔ぶれが並ぶ。西浦は開幕当初は2軍。ここまででまだ30打席しか立っておらず、6打席で本塁打1本と、驚異的な本塁打率を記録。さらに同点弾や逆転弾ばかりと、ここ1番での勝負強さも際立っている。

・巨人:増田大輝内野手、ロッテ:和田康士朗外野手

 昨季はソフトバンクの周東佑京内野手がブレークを果たした“走塁のスペシャリスト”。今季はここまで巨人の増田大、ロッテの和田の2人が、それぞれそうした役割として結果を出している。増田大が阪神・近本に次ぐ4盗塁、和田も先輩の荻野、楽天島内に次ぐリーグ3位タイの4盗塁を記録している。増田はスタメンでの出場機会も得ているが、一気に定位置を確保できるだけの活躍を見せられるか。

(Full-Count編集部)

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