「早めに巻き返さないと…」5位転落の鷹に元コーチが指摘する復調のポイントは

「8回を担うモイネロ、9回の守護神・森までつなげば、なんとかしのげる」

 ソフトバンクはここ2年、レギュラーシーズンで2位に甘んじながら、クライマックスシリーズ(CS)で優勝チームの西武を破り、最終的に日本一にこぎつけている。しかし現状では、1位と2位のみで行われる今年のCSには進出すらおぼつかない。

 飯田氏が、若鷹軍団が巻き返しを図る上で打線以上に鍵を握ると見ているのが「中継ぎ投手陣の整備」。ここでも、昨季65試合に登板した甲斐野が春季キャンプ中に右肘靭帯の一部損傷が判明して出遅れ、開幕時点でセットアッパーと目されていた岩嵜が不振で抹消されるなど、人材難が顕著となっている。

 この日、4点ビハインドの6回2死一、二塁では、鈴木に対するワンポイントとして起用された左腕・川原がストレートの四球を与えて降板。あとをうけたドラフト3位の津森も、ブラッシュに押し出し四球を与えた上、浅村、島内に連続タイムリーを浴びた。

「8回を担うモイネロ、9回の守護神・森までつなげば、なんとかしのげる。問題は先発が早めに崩れた場合、いかに試合を壊さずにそこまでつなげるかです」と飯田氏。「現状では経験不足の投手が多いけれど、彼らにとってはまたとないチャンスといえる。四球が多いのは寂しい限りで、打者に向かっていく姿勢を見せてほしいですよ」と奮起を促す。

 ソフトバンク投手陣の与四球はこの日の7を加え、12球団で断トツの88に上る。ケガ人などが続出しパワーダウンが否めない顔ぶれだが、それでも今いる選手が踏ん張る以外に浮上の道はない。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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