西武平良が日本人6人目の160キロ記録 大谷、千賀ら過去の大台到達者は?

日本人最速は大谷の165キロ、“元祖”は由規が2010年にマークした161キロ

 高校時代に160キロをマークしていた大谷が現時点で日本人最速となる165キロの記録を保持している。16年のCSファイナルステージ第5戦でDHを解除し9回のマウンドに上がると吉村に投じた初球で165キロ計測、続く本多にも165キロを投げ込み球場をどよめかせた。

“元祖160キロ”は現在、楽天に所属している由規。10年8月の横浜のスレッジに投じた5球目は内角低めに外れるボール球だったが当時、日本人最速となる161キロをマーク。神宮球場は球速が出やすいことで有名だが、高校時代から150キロ後半の直球を投げ込んでいた伸びのあるストレートはプロでも健在だった。

 その他にも千賀は2019年の西武との開幕戦で自己最速161キロをマーク。そして今年も故障明けで初登板となった7月8日の楽天戦の初回に161キロを記録し、もはや160キロの“常連”ともいえる存在となっている。

 大谷と並び甲子園を沸かせた藤浪、そして国吉と長身右腕も160キロを計測している。ここで紹介した日本人は全てが右腕だが、左投手でも近い将来160キロを投げ込む逸材は存在する。

 今季1軍初登板を飾ったソフトバンクの古谷優人だ。昨年の3軍戦で160キロをマークし注目を浴びると、今年7月5日の日本ハム戦(札幌ドーム)でプロ初登板。最速154キロをマークし1回無安打無失点2奪三振の好投を見せるデビュー戦だった。

 もちろん、球速だけ通用するほどプロの世界は甘くない。制球力、スタミナ、変化球など全てを兼ね備えた選手が一流と呼ばれる。だが、球場を沸かせファンも驚きの声を上げる“160キロ”はロマンの1つではないだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY