大谷翔平、二刀流復活へ奪三振ショー 開幕前最終登板で毎回6奪三振5安打無失点
復帰3戦目となる紅白戦で5回6奪三振4四球、5安打無失点だった
エンゼルスの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地で行われた変則ルールの紅白戦で先発し、5回を投げ、5安打無失点。毎回6三振を奪い、課題だった制球は4四球だった。この日が開幕前最後の調整登板。中6日を空けて開幕3戦目、26日(同27日)の敵地アスレチックス戦でメジャー復帰登板に臨む見込みだ。
初回は先頭・ウォルシュから空振り三振。2死二塁からワードを投ゴロに打ち取った。2回はハーモシロの左前打、一塁牽制悪送球などで1死三塁としたものの、アデルを空振り三振、サイスを遊ゴロに仕留めた。3死を超えて対戦したブリセーニョには左前打を許した。
3回はウォルシュ、ハーモシロと2者連続三振。マーシュを二ゴロに抑えた。4回は2死からアデルを見逃し三振に仕留めて3者凡退。さらに、もう1人と対戦したサイスには四球を与えた。5回はウォルシュ、ハーモシロに連打を許したが、アダムスを三ゴロ併殺打。マーシュを空振り三振とした。続く打者2人には四球を与えた。5回で打者22人に対して73球(ストライク45球)。6奪三振4四球、5安打無失点だった。
大谷は674日ぶりに試合登板した7日(同8日)の紅白戦では打者延べ10人に対して7四球1安打1失点。13日(同14日)は3回1/3で1奪三振2安打1失点。復帰2戦目も4四球1死球と制球に課題を残していた。また、打者としては12日(同13日)の中越えへの実戦初アーチを含む13打数4安打の打率.308。開幕二刀流へ、上々の仕上がりを見せている。