「完璧な手応え」鷹バレンティンが140M超特大弾 王会長の熱血指導効いた
この日は異例の早出特打を行い、練習中には王会長から指導を受ける
■ソフトバンク – 日本ハム(21日・PayPayドーム)
ソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手が、15試合ぶりの本塁打となる140メートル超えの特大弾を放った。21日、本拠地PayPayドームでの日本ハム戦。2回の第1打席で中堅バックスクリーンの中段まで運ぶ特大アーチをかけた。
打った瞬間にバレンティンは本塁打を確信した。1ボールからの2球目。快音を響かせた打球はグングンと飛距離を伸ばすと、バックスクリーンの中段付近まで届く推定飛距離140メートル超えの特大の先制ソロになった。ここ最近打撃不振に喘いでいたバレンティンにとっては7月3日の日本ハム戦以来、15試合ぶりの本塁打となった。
復調のキッカケになる出来事が試合前にあった。5試合ノーヒットが続いていたバレンティンはこの日、異例の早出特打を敢行。さらに試合前練習のフリー打撃後には王貞治球団会長に指導を仰ぎ、王会長はバットを手に身振り手振りを交えた熱血指導を行った。
教えを受けると、深々と王会長に頭を下げていたバレンティン。そして、この日の第1打席で特大の一発。王会長のアドバイスに応える一発となった。バレンティンは球団を通じて「久しぶりに完璧な手応えだった。ここ何試合かは勝利に貢献出来てなかったし、週の頭の試合なので、今日の試合はもちろん、チームの勝利に貢献したい」とコメントした。