ヤ軍コール、159キロ&1安打5Kの圧巻投球に地元メディア称賛 「時代の幕開け」
9年3億2400万ドル(約353億円)の超大型契約で移籍したコールが1安打5奪三振の完投勝利
■ヤンキース 4-1 ナショナルズ(日本時間24日・ワシントン)
新型コロナウイルスの影響で遅れていた大リーグは23日(日本時間24日)に約4か月遅れで開幕し、ヤンキースが昨季ワールドシリーズを制覇したナショナルズを4-1の5回コールドで勝利。勝利の立役者は開幕投手を任されたゲリット・コール投手。9年3億2400万ドル(約353億円)の超大型契約で移籍した“剛腕”に地元メディアも絶賛の嵐だった。
コールは初回1死走者なしからイートンにソロを浴びたが、その後は危なげない投球を披露。99マイル(約159キロ)の直球を軸にスライダー、カーブでナショナルズ打線を翻弄。5回1安打1失点5奪三振で完投(降雨コールド)で新天地初登板を飾った。
NYメディア「SNY」は試合後のコールのコメントを紹介し「凄くワクワクしていたよ。クラブハウスに向かっているとヤンキースのユニフォームを来た選手(同僚)をたくさん見て、これは現実なんだと実感したよ。序盤は間違いなくアドレナリンとの闘いだったね」と伝えている。
さらに地元TV局「YESネットワーク」でアナリストを務めるジャック・カリー氏は「投手としては誇りに思える登板です。ヤンキースの選手として初勝利を手にし、『ゲリット・コールの時代』の幕開けを白星で飾れたのですから」と大絶賛。
地元紙「NYポスト」も巨額の資金を投じて獲得したコールの活躍に「ハル・スタインブレナーが抱いた夢は、嵐のような7月後半の夜に現実のものとなった」と称えている。エース右腕が圧巻の投球を見せ白星発進となったヤンキース。11年ぶりのワールドシリーズ制覇に向け最高のスタートを切った。