レイズ筒香嘉智、メジャー初本塁打は空砲… 元阪神ドリスらブ軍救援陣に反撃できず
日本人野手では12年ぶりとなるメジャー1年目の開幕戦で本塁打を放った筒香
■Bジェイズ 6-4 レイズ(日本時間25日・タンパ)
レイズの筒香嘉智外野手は24日(日本時間25日)、本拠地で行われたブルージェイズとの開幕戦で「3番・三塁」で先発出場し、5回の第3打席でメジャー初本塁打となる1号2ランを放った。衝撃のデビュー戦アーチとなったが、レイズはブルージェイズに4-6で敗戦。筒香の初アーチは空砲に終わった。
今季からブルージェイズへ移籍した韓国人左腕・柳賢振と対戦。初打席となった初回2死はニゴロ、4回無死は右肩付近に死球を受けてメジャー初出塁を記録し、第3打席を迎えた。5回2死一塁。フルカウントから柳が投じた89マイル(約143キロ)のフォーシームを左中間方向へ。グングンと飛距離を伸ばすと、打球はそのままスタンドへと飛び込んだ。
日本人野手が開幕デビュー戦でアーチを放つのは2008年福留孝介外野手(カブス)以来、12年ぶり。デビュー戦での本塁打は2004年の松井稼頭央内野手(メッツ)、2006年の城島健司捕手(マリナーズ)、2008年福留孝介外野手、2016年前田健太投手(ドジャース)に続いて5人目となり、開幕戦での初安打初本塁打は2004年松井稼頭央(メッツ)以来16年ぶりだ。
筒香に一発の出たレイズだが、先発のモートンが4回にグリチャックの適時打などで3点を先制されると、5回にはビジオに3ランを浴びて、さらに3点を追加された。筒香の一発などで柳賢振を5回途中でマウンドから引き摺り下ろしたが、その後は元日本ハムのバース、元阪神のドリスらブルージェイズのリリーフ陣の前に追いつくことができず、9回の第5打席では左飛に倒れ、この日は5打数1安打1本塁打2打点で開幕戦を勝利で飾ることはできなかった。
(Full-Count編集部)