筒香デビュー戦で初アーチ「手応えはあった」 チーム黒星で「そこが一番悔しい」

MLB初安打初本塁打を放ったレイズ・筒香嘉智【写真:AP】
MLB初安打初本塁打を放ったレイズ・筒香嘉智【写真:AP】

5回にブルージェイズ柳から中越え1号2ランも、チーム黒星で「そこが一番悔しい」

■Bジェイズ 6-4 レイズ(日本時間25日・タンパ)

 レイズの筒香嘉智外野手は24日(日本時間25日)、待望のメジャー開幕戦で鮮烈デビューを飾った。本拠地で行われたブルージェイズ戦に「3番・三塁」で先発出場。5回の第3打席でメジャー初安打初本塁打となる1号2ランを中堅席に叩き込んだ。試合後、会見に臨んだ筒香は「ホームランになる感触はありました」と手応えを語った。

 5点を追う5回、2死一塁の場面で打席に立つと、ブルージェイズ先発左腕・柳賢振と対峙。フルカウントからの6球目、89マイル(約143キロ)の外角フォーシームをバットで捉えた。グンと伸びた打球は中堅手の頭上を越えて無人のセンター席へスタンドイン。メジャー初安打は初本塁打初打点初得点を記録するメモリアルな1打となった。

 筒香は「それなりの手応えはありました。ここまで野球をやってきた感覚でいうと、ホームランになる感触はありました。ダイヤモンドを回っている時は、ファンの方がいないのでいつもと違う初めての体験でした」と振り返る。

 初回2死走者なしで迎えたメジャー初打席は二ゴロに倒れた。4回先頭での第2打席はカウント2-2から5球目チェンジアップが左上腕に当たるメジャー初死球。抜群の制球を誇る柳から“歓迎”を受ける形となったが、バットで返礼した。

 だが、チームは4-6で勝利はならず。「もちろん、この舞台でホームランを打てたことはうれしいですけど、チームは今日は負けてしまったので、そこが一番悔しいですし、明日勝てるようにいい準備をしたいと思います」と、チームの勝利第一の姿勢は日本の時から変わらない。

 初安打が初ホームランとなったが、まだまだ始まったばかり。「まだシーズンが続いていくわけですし、これから初めて目の当たりにすることが多々あると思います。その中でのいろいろな覚悟だったり柔軟さだったりっていうのは、今まで準備してきた分と、これから並行して準備していかないといけない(分とある)と思います」と浮かれる様子はない。

 まずは踏み出した第一歩。ようやくメジャーリーガー筒香嘉智が始動した。

(Full-Count編集部)

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