レイズ崔志萬、メジャー5年目で初右打席 まさかの一発に同僚「信じられない」
27日のブルージェイズ戦でメジャーでは初の右打席に入り、第3打席で今季1号を放つ
■レイズ 6-5 ブルージェイズ(日本時間27日・タンパ)
レイズの崔志萬(チェ・ジマン)内野手が26日(日本時間27日)、本拠地でのブルージェイズ戦に「1番・一塁」でスタメン出場。この試合ではメジャー5年目で初めて右打席に入り6回の第3打席で1号ソロを放った。まさかの一発に同僚も「本当に信じられないことだ」と驚きの声を上げている。MLB公式サイトが伝えた。
この日、崔志萬は初回の第1打席は右腕ハッチに対し左打席に入り三飛に倒れたが、左腕ケイに代わった3回の第2打席ではメジャー736打席目にして初めて右打席に立った。結果は三振に終わったが、6回の第3打席では左中間へ429フィート(約130.7メートル)の今季1号ソロを放った。
まさかの一発に崔志萬も試合後に「右打者として初めての打席では、守備の時間が長かったからあまり身体が温まっていなかった。2打席目では、ただ振ったらボールがフェンスを越えていったんだ」とコメント。今後も両打を続ける可能性に関しては「まだわからない。もしかしたらね」と笑顔で語った。
崔志萬は過去にマイナーリーグなどで右打席に立った経験があり通算54打数で打率.296の成績を残していた。だが、2015年を最後に左打席に専念。今年は開幕前に行われたサマーキャンプでの打撃練習で右打席で打つこともあったが「これはただ遊びでやっているだけ」と語っていたという。
“遊び程度”の練習で豪快な今季1号を放ったのだから、ナインも衝撃を受けたのは当然だ。ケビン・キアマイアー外野手は「本当に信じられないことだ。しかし、誰かができるとしたら、それはジマンだ。彼は才能に溢れた男だ。4、5年ぶりにまたスイッチにして、普段と違う打席で、あんなホームランを打てるなんて彼には脱帽だよ。信じられない」と驚きの声を上げていた。
昨季はキャリアハイとなる127試合に出場し打率.262、19本塁打65打点をマーク。進化し続ける韓国人野手は今後も両打ちを続けるのか、注目だ。