まるで精密機械のよう… 無傷の5連勝の楽天・涌井の変化球の制球力をファン絶賛

先発した楽天・涌井秀章【画像:パーソル パ・リーグTV】
先発した楽天・涌井秀章【画像:パーソル パ・リーグTV】

今季6登板で5勝0敗、防御率2.89と安定した成績

■楽天 5-1 ロッテ(29日・ZOZOマリン)

 楽天の涌井秀章投手が敵地での古巣ロッテ戦に先発し、7回1失点の好投でリーグトップの5勝目をマークした。140キロ台後半のストレートだけでなく、光ったのはカーブ、スライダー、チェンジアップなどの変化球の正確さ。「パーソル パ・リーグTV」の動画では、まるで精密機械のようにコントロールされた涌井の変化球の精度を紹介している。

 真骨頂は6回2死一、二塁のピンチだった。前日、右へ左へ、豪華に1試合3本塁打を放った井上に対して、149キロの直球と最後は134キロのスライダーを駆使し、一邪飛に。投手事情が苦しかったチームを救った。ストライクゾーンから逃げるようにボールゾーンへ、それに打者が手を出して凡退。打者の手元で変化して詰まらせる。打ち気があふれてる若手には緩いカーブで見逃し三振…円熟味があふれていた。

 動画を公開したツイッターには「カーブえぐい」「ラスボス感が半端ない」「もう完全復活といっていい」など絶賛の嵐。今年は6登板ですでに5勝0敗、防御率2.89。貫禄あふれる古巣との対戦だった。

【動画】「カーブえぐい」絶妙なところにボールを変化させ、打者を操った涌井の古巣ロッテ戦の投球映像

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