秋山翔吾、“疑惑の三重殺”が米で物議 「ボールは完全に地面についてる」
カブスのロス監督は「私には見えなかった、ブライアントはナイス、素晴らしい」
■レッズ 12-7 カブス(日本時間30日・シンシナティ)
レッズの秋山翔吾外野手が29日(日本時間30日)、本拠地カブス戦に「1番・左翼」で2戦連続スタメン出場。5打数2安打1得点でメジャー初マルチを記録した。だが、7回の第5打席でトリプルプレーを奪われたシーンが米で物議を醸している。
3回の第2打席で右前打、5回の第3打席で中越えのエンタイトル二塁打を放ちメジャーのマルチ安打をマークした秋山。だが、7回の第5打席では“疑惑の三重殺”を味わうことになった。
無死満塁の好機で右腕アンダーウッドから三塁線へライナー性の打球を放った。だが、三塁手・ブライアントが横っ飛びで好捕すると三塁ベースを踏んで一塁へ転送しトリプルプレーが成立。ブライアントが捕球する直前にはワンバウンドしているようにも見えたが、レッズはチャレンジせず。不運すぎる結果でこのイニングの攻撃が終わった。
MLB公式サイトは現状のルールでは守備側の捕球についてはリプレー検証できないことを言及。試合後にカブスのブライアントは「映像を観たばかりだけど、よくわからないね。見分けにくいことだから。僕が達成してリストに加えておこうかなと思っている。生涯で一度もトリプルプレーはやってことがなかったから、最高だよ」と、喜びの声を上げていた。
デビッド・ロス監督も微妙な判定について「私には見えなかった。一瞬の出来事だったから。私もここでトリプルプレーを喰らった打者だった。それがトリプルプレーをみたのは最後だったと思う。KB(クリス・ブライアント)はナイスだった。私が所属したチームでトリプルプレーはやったことが一度も無いから、素晴らしいことだ」と、三重殺を達成したブライアントの守備を評価した。
カブスの公式ツイッターもこのトリプルプレーを動画で公開。だが、ファンからは厳しい指摘が相次いだ。
「ボールはバウンドしているから、これはノーカウントだ」
「明らかにボールが地面についているじゃん。トリプルプレーではないよ」
「ボールはバウンドしてるじゃないか。リプレーをチェックしないと」
「地面にボールが付いているからトリプルプレーではなかったけど、(今更)何をするって言うんだ」
「ボールは完全に地面についているよ」
確かにスロー映像を見ると捕球前にワンバウンドしているのが確認できるが……。ファンの言葉が全てを物語っていた。
(Full-Count編集部)