大谷翔平、“曲芸弾”今季1号に指揮官も復調確信 「良くなっているのは私にも分かる」
マドン監督はこれまで「我慢」という言葉を使っていたが「打撃の感覚がどんどん良くなっていく」
■マリナーズ 10-7 エンゼルス(日本時間30日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地マリナーズ戦で「4番・指名打者」で先発出場。4回の第2打席で今季1号3ランを放った。ボール気味の球をスタンドに運んだ322日ぶりの一発にジョー・マドン監督は「ファンキーなスイングだった」と絶賛した。
今季初の4番でスタメン出場した大谷が、指揮官の期待に応えたのは1点を追う4回無死一、二塁の好機で向かった第2打席だった。2ストライクから右腕ダンの内角低めカーブをバットに乗せて、一時逆転となる1号3ランだった。
大谷の打撃についてマドン監督はここまで「我慢」という言葉を使っていたが、この日は「彼は打撃の感覚がどんどん良くなっていくだろう。自信も付いてくるだろうし、そうすれば皆が期待することを彼はし始めるだろう」と、復調の気配を感じ取っている様子。
開幕から打撃の状態は徐々に上がっていると感じているようで「全体的にバランスが良くなっているようだ。彼が打ったホームランはファンキー(独創的)なスイングだった。バランスが良くなっていることと、手の動きも(以前より)良くなっているのは私にも分かる」と、評価していた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)