田中将大、納得の今季初登板 3回途中2失点に「出し切った」「持てるもの出せた」
ももクロ&ファンキー加藤が手掛けた登場曲「On Your Mark」がお披露目
■ヤンキース 5-2 Rソックス(日本時間2日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手が1日(日本時間2日)、本拠地レッドソックス戦で今季初先発し、2回2/3を投げて4安打2失点で降板した。田中に勝敗はつかなかったものの、ヤンキースは5-2で勝利して5連勝とした。
初回先頭のベニンテンディを低めのスプリットで空振り三振に仕留めるなど無失点で初回を終えた田中。3回に1死からベニンテンディに四球、ピラーに左前安打。得点圏に初めて走者を背負うと、ボガーツに右中間フェンス直撃の適時二塁打を浴びて2点を失った。ここで50球を超え、降板となった。
試合後の田中将大の主な一問一答は以下の通り。
――今日を振り返って。
「またこの場所に戻って来られたのは興奮しましたし、登板終えて、登板後の状態もいつも通り。全くもって問題はなかったです」
――実戦感覚は?
「ゲームレベルで投球するのはスプリングトレーニング以来で、公式戦は昨年の10月以来。そこらへんの感覚は無くなってますよ、それは。初っていうことで、そこのギャップをこれから埋めていかないといけないなと思いますけど、今日、自分が持てるものは出せたかなと。これから上がっていくと思うので1つ1つステップを踏んで行けたらなと思います」
――試合に臨む感覚に違いは?
「特に、いつもの試合に臨むのと同じ。50球前後という制限はありましたけど、それは当然なので。練習の段階で40球そこそこ投げただけですから」
――50球という球数制限だったが、余力はまだあったか?
「今日は50球と決まっていたから全て出し切るつもりでいった。疲れてますよ、普通に。今日は50球。50球の中で上げていかないといけない段階ですから、出し切った感じですね」
――新型コロナウイルスの感染者が他球団で多数出ている。
「もうやると決めた以上は覚悟を持っていますけど、危険は隣り合わせだと思う。いつシーズンが終わっても、という状況だと思う。できることをやっていくだけですね」
――新しい登場曲がお披露目された。
「この曲は開幕しなかったら、どこで使われるんだろうと思っていました。お披露目できて良かったですね。本当に、今年もこんな大変な状況の中で協力して作っていただいて、こんな幸せなことはない。1試合でも多く、ヤンキースタジアムで流すことができたらな、という思いです」
(Full-Count編集部)