内野安打1本の快投　開幕2連勝の前田健太を指揮官絶賛「素晴らしかった」

指揮官は脱帽「これ以上良い投球が他の誰かにできるのか」

■ツインズ 3-0 インディアンス（日本時間2日・ミネソタ）

　ツインズの前田健太投手が1日（日本時間2日）、2年連続となる開幕2連勝を飾った。本拠地でのインディアンス戦で今季2度目の先発マウンドに上がり、6回までわずか1安打に封じる圧巻の投球。内野安打1本、三塁を踏ませぬ快投にロッコ・バルデリ監督も「素晴らしかった」と賛辞を惜しまなかった。

　圧巻の投球だった。本拠地ターゲットフィールドでの初登板。初回2死からリンドーアに四球を与えたものの無失点に切り抜けると、快投が続いた。3回に3者連続三振を奪うなど、2回から4回まで3イニング連続で3者凡退。1回2死から5回1死まで11者連続で凡退と、インディアンス打線を手玉に取った。5回にジマーに二塁内野安打を許して初ヒットを許したが、無失点に抑え、6回も3者凡退に封じた。

　6回1安打1四球無失点、許した安打は内野安打のみという圧巻の投球に、試合後のバルデリ監督も絶賛。「ケンタは今夜、最初から素晴らしかった。（ツーシームやチェンジアップなどの）オフスピードピッチを完全に制球し、操っていた。彼は今夜左の好打者何人かと対戦した。全体的に良い打線だが、エリートレベルの打者にも果敢に攻めていた」と、この日の投球を振り返った。

　さらに前田の武器でもあるチェンジアップの斬れ味がこの日の投球の一因だったと指摘。「スプリットチェンジは極めて効果的だった。彼自身も（スプリットチェンジに関して）感触がすごく良かったと感じていると思う」とし「これ以上良い投球が他の誰かにできるのかどうか、私には分からない。ケンタは素晴らしかった」と目を細めた。

　前田は開幕2連勝とし、ツインズは地区首位を快走している。指揮官は「（これまで2度の登板は）素晴らしいものだ。対戦相手が誰であろうと、ケンタがこのような（前回登板と今日の登板）パフォーマンスや準備をしてくれると我々は思っている」と語り、日本人右腕への高い信頼を口にしていた。

（Full-Count編集部）