大谷翔平は二刀流継続できるのか? 米メディア懸念「将来へ悩ましい展開」
ジ・アスレチックは大谷の戦線離脱を危惧「エンゼルスに壊滅的な結果をもたらすかも」
■アストロズ 6-5 エンゼルス(日本時間3日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、本拠地のアストロズ戦で今季初勝利をかけて先発登板した。18年10月の右肘のトミー・ジョン手術後2度目の公式戦登板は1回2/3で無安打2失点、5四球3奪三振で勝ち負けは付かなかった。最速は97.1マイル(約156.2キロ)を計時したものの、2回途中から球速は140キロ台に低下。試合後、球団は大谷が右腕の違和感を訴えたため病院でMRI検査を受けると発表した。検査結果はまだ分かっていないが、米メディア「ジ・アスレチック」は大谷離脱ならチームに大打撃を与えると指摘した。
大谷は693日ぶりに投手復帰した7月26日(同27日)の敵地・アスレチックス戦で1死も取れずに3安打3四球5失点。この日も初回こそ3者凡退に抑えたが、2回以降に5四球と崩れた。そして、試合後に球団は右腕のMRI検査を受けると発表。同メディアは「MRI検査の結果は日曜日の夜には分からない見込みであるが、これはオオタニの二刀流の将来へ悩ましい展開となる。この26歳が2020年に少しでも離脱すると、エンゼルスにとって壊滅的な結果をもたらすかもしれない」と指摘。チームは開幕から3カード連続で負け越し、3勝7敗で地区最下位に。それだけに、チーム浮上のキーマンに挙げられていた大谷の離脱は大きな痛手となると伝えた。
2年ぶりに復帰した投手では2試合登板、0勝1敗、防御率37.80。計1回2/3で3奪三振、8四球と苦しい結果となっている。一方、打者では6試合出場、打率.148、2本塁打、7打点。打者では持ち味の長打力を見せているが、投球は結果がつながってきていない。ジ・アスレチックは「オオタニの復活は、2020年以降にも影響を与えることになっていただろう。エンゼルスで3年目となる今季は、初めてメジャーリーグレベルで投打でプレーする『フル』シーズンとなる。エンゼルスのビリー・エプラーGMは開幕前にオオタニが二刀流を継続すると確約していたが、成績が伴わなくてはならない。もちろん、投球面はオオタニが健康でいられるかどうかに大きくかかってくる」と指摘した。
まずは3日(同4日)以降の検査結果が待たれるところだが、メジャー二刀流へ大きな障壁にぶつかっていることは間違いないだろう。
(Full-Count編集部)