初登板で7回途中までノーノー 専門家が語る中日キューバ人右腕の可能性
課題は「簡単に四球を出してしまう」、同郷マルティネスの好リードに期待
ジャパニーズドリームをつかみに来た23歳の右腕にとって、進化が問われる次回以降のマウンド。松本氏は「課題を強いて挙げるとするならば、ボール球が続いて簡単に四球を出してしまうところ。そこは、捕手がしっかりリードしてあげないといけない」と言う。
バッテリー間のコミュニケーションを考えた場合、松本氏は「キューバ人コンビ」の実現にも期待する。同世代で同じく今季に育成から支配下を勝ち取ったアリエル・マルティネス捕手がリードすることで「言葉はしっかり通じるでしょうし、より良さを発揮させてあげられるかもしれませんね」と期待する。マルティネスはこの日、10回の代打でスイングの際にアクシデントを訴えてベンチに下がったのは心配だが、ロドリゲスにとっては心強い女房役になりそうだ。
チームはいまだ最下位にあえぐものの、首位・巨人に2勝1分と負けず、上昇気配は漂っている。開幕からローテーションを守っているのはエースの大野雄大投手のみという状況の中、ロドリゲスは先発陣を救う存在になれるのか。真夏の逆襲へ、期待は高まるばかりだ。
(小西亮 / Ryo Konishi)