大谷翔平、今季初マルチ安打で復調 174キロ中前打、技あり二塁打もチーム3連敗
初回の174キロ中前打で12打席ぶり安打、6回には“悪球打ち二塁打”を放った
■レンジャーズ 7-3 エンゼルス(日本時間10日・アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地のレンジャーズ戦で「4番・指名打者」で先発出場した。初回の第1打席で3試合12打席ぶり安打となる中前打を放つと、6回の第3打席では左翼線二塁打。今季打者出場10戦目で初のマルチ安打をマークした。打率.171。チームは3-7で敗れて今季2度目の3連敗を喫した。
初回2死一塁では通算99勝右腕リンに1ボール2ストライクと追い込まれたが、94.4マイル(約151.9キロ)のフォーシームをライナーで中前へ打ち返した。打球速度は108マイル(約173.8キロ)だった。
6回先頭では“悪球打ち”で快音を飛ばした。2番手右腕ボルケスの外角高めへ外れる94.2マイル(約151.6キロ)のシンカーに反応。見逃せばボール球だった。左翼線へ打ち返す一打は今季2本目の二塁打。今季初のマルチ安打をマークした。同1死三塁からはグッドウィンの一ゴロの間にチーム3点目のホームを踏んだ。8回先頭では四球で出塁した。
大谷は2日(同3日)の登板後に右屈曲回内筋群の損傷と診断された。投球再開まで4~6週間。今季の残り試合で打者専念することになった。打者専念初打席となった6日(同7日)のマリナーズ戦で決勝3号ソロを放ったが、この試合の第2打席から試合前まで11打席連続で無安打が続いていた。
先発のヒーニーは4回途中8安打5失点。5回守備では有望株の右翼・アデルが平凡なフライをグラブに当てて“本塁打”(記録は失策)としてしまう珍プレーもあった。投打がかみ合わずに3連敗となった。
(Full-Count編集部)