“夏のセンバツ”2020年甲子園交流試合が開幕 30校がリモートで開会式参加

大分商・花咲徳栄両主将の選手宣誓で2020年甲子園交流試合が開幕
大分商・花咲徳栄両主将の選手宣誓で2020年甲子園交流試合が開幕

第1試合の大分商と花咲徳栄が参加、二人の主将が声を揃える歴史的宣誓

 2020年甲子園高校野球交流試合が10日、甲子園球場で開幕。試合に先立ち、第1試合を戦う大分商と花咲徳栄が出場校を代表して参加。両校の主将が選手宣誓を行った。他の出場予定の30校は写真で“リモート”で参加。バックスクリーンのビジョンに写真が映し出された。

 どちらもプロ注目の大分商・川瀬堅斗主将と井上朋也両主将が代表して前へ。まずは川瀬が「宣誓、高校球児は夢の舞台甲子園に立つことを目指し、仲間と共に励ましあいながら心技体を鍛えてきました」と声を張った。

 その後、井上が「一人ひとりの努力は皆を救い、地域を救い、新しい日本をつくります。創造、挑戦、感動。今、私たちにできる事は一球をひたむきに追いかける全力プレーです。交流試合の開催や日々、懸命に命、生活を支えてくださっている皆様への感謝の気持ちを持ち、被災された方々をはじめ、多くの皆様に明日への勇気と活力を与えられるよう、選ばれたチームとしての責任を胸に……」と思いを込めると、二人で「最後まで戦いぬくことをここに誓います」と最後は声を揃えた。歴史と記憶に残る選手宣誓となった。

 交流試合は10~12日、15~17日の合計6日間で開催。第92回選抜高校野球大会に選ばれていた32校が1試合ずつ戦う。原則的に無観客で行われ、野球部員や保護者らには観戦を認めている。

(楢崎豊 / Yutaka Narasaki)

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