正捕手1人は時代遅れ? DeNAラミレス監督は「捕手別投手成績」で徹底使い分け

ラミレス監督は高城を“リリーフ捕手”として起用している

 しかし、11日の阪神戦では、そんなラミレス監督の起用に2つの誤算が生じた。この日の先発投手は井納で、今季初めてバッテリーを組んだ前回登板の4日の中日戦で7回6安打無失点の快投を引き出したことから、嶺井をスタメンで起用。5回まで1失点に抑えたのは良かったが、同点の6回にサンズ、梅野に適時打を浴び、今季3敗目(3勝)を喫した。

 さらに、7回に3番手・エスコバーがマウンドに上がったタイミングで、満を持して高城を“リリーフ捕手”として起用したが、2死三塁でまさかの適時パスボールを犯し、手痛い追加点を献上したのだった。

 今後もラミレス監督の起用法の是非が問われることになるが、いずれにせよ、複数の捕手を併用しているのはDeNAだけではない。同日現在、捕手で規定打席に達しているのは両リーグを通じて、阪神・梅野、西武・森、オリックス・若月の3人だけ(昨季トータルでは梅野、広島・會澤、ヤクルト・中村、森、ソフトバンク・甲斐の5人)。広島は強打の22歳・坂倉が成長して、侍ジャパンの主戦捕手である會澤を脅かし、磯村、40歳の石原慶も控えている。

 1人の正捕手がシーズンを通してマスクをかぶることをよしとする従来の考え方は、時代遅れになりつつあるのだろうか。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

朝日新聞スポーツシンポジウム

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY