田中将大、米球界で相次ぐ規定違反に危機感「みんなが守らないとシーズンは…」

オンライン会見に臨んだヤンキース・田中将大【写真:編集部】
オンライン会見に臨んだヤンキース・田中将大【写真:編集部】

13日の本拠地ブレーブス戦で今季3度目の先発登板「自分の持っているものは全て出し切る」

 ヤンキースの田中将大投手は12日(日本時間13日)の本拠地ブレーブス戦で今季3度目の先発登板に臨む。前日の11日(同12日)にオンライン会見に応じ、「体の状態は良い状態であると思います。球数についてはこれまで話してきたように急激に球数が増えてっていうことはないので、その決められた球数の中で、自分の持っているものを全て出し切るしかないですかね」と意気込みを語った。

 7月4日(同5日)の練習中に頭部に打球を受けたこともり、公式戦とはいえ球数が限定されている。7日の敵地レイズ戦では59球で5回1安打無失点と万全の投球を見せた。「初戦から比べて格段に自分の感覚の中では2戦目、前回登板は良くなりました。自分の中でも根拠があって良くなるだろうと思ってやっていた。まあ色々と自分の中でおさらいをしながら、調整はやってきましたけど、そういった良い部分を明日のマウンドで出していけたらなと、ボールもしっかり動いてくれると思います」と手応えを語った。

 インディアンスのプリーサック、クレビンジャー両投手が新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたプロトコルを違反したために制限リストに入った。「深いところまで知らないので、ちょっとその辺に関しては分からないから口にはできないですけど、いろんなルールがある中でみんながルールを守っていかなければシーズンは終わってしまうんじゃないかという風には感じています」と危機感をつのらせた。

 今季の報道陣による取材がオンラインで行われていることについても言及した。「僕が答えることに対して、熱量というものというのは、その現場で伝わるものとかもあるじゃないですか。そういうのがないのがやっぱりちょっと、なんだろうな、さみしいかとは思いますね。でもこうやってやる分には普通に話はできますし、例えば冗談をいってもあまり伝わらなかったりとか。そういうのはつまらないなと思いますね」と話した。

(Full-Count編集部)

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