田中将大、4回2失点も今季最多66球に手応え 「ステップアップ」「繋がっていく」
2回にカマルゴに今季初被弾となる2ランを浴びるも粘りの投球で4回2失点
■ヤンキース 6-3 ブレーブス(日本時間13日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手が12日(日本時間13日)、本拠地ブレーブス戦で今季3試合目の先発登板。今シーズン初被弾を浴びるなど4回5安打2失点で降板し今季初勝利はお預けとなった。今季最多の66球を投げ試合後は「ステップアップという意味では繋がってくるゲーム。しっかり次に繋げたい」と語った。
田中は初回。先頭のスワンソンに左前打を浴びたが、続くダーノーを中飛、フリーマンを一邪飛、4番のオズナを85.5マイル(約138キロ)のスライダーで空振り三振に仕留め無失点。2回は1死からマーケーキスに右前打を浴びると、続くカマルゴに91マイル(約146キロ)の直球を弾き返され、今シーズン初被弾となる右翼席へ2ランを浴び2点を失った。
その後は走者を許しながらも要所を締める粘投で4回まで2失点で切り抜け、今季最多の66球を投げ抜いた。試合後は4回での降板について「本当だったらもう少し球数増えればよかったですが。ストレスがかかるイニングが多かったので、そこの判断で降りることになった」と振り返った。
一発を浴びた場面については「完全にバッターに上手く打たれた。球種のチョイス的には後悔してない。前回登板がすごい良かったので自分に対する期待値は上がりましたが現実としてまだ全然、実戦投げないでシーズン入って3戦目。球数も制限あるので、事実として仕方ない」と、現時点での状態を冷静に判断。
それでも、ここまで3試合に登板し防御率2.31と大きく崩れることなく投げ抜いていることには「この状況だからこそ、僕の状態でも試合に投げさせてもらっている。ステップアップという意味では繋がってくるゲーム。しっかり次に繋げたい」と手応えも感じている様子だった。
(Full-Count編集部)