鷹、2番中村晃&3番柳田の狙いどこに? デスパ&グラ復帰での“最適解”は…

本塁打は2位の柳田だが、打点は中田や浅村と15点以上の差が

 柳田は5割前後の出塁率の高さはもちろんのこと、ポイントゲッターとしての役割も首脳陣は期待する。現状で下位打線が低調である点を考えても、柳田の前に走者がおらず、柳田がチャンスメーカーになっていたと工藤監督は言う。

 現にここまでリーグ2位タイの15本塁打を放つ柳田だが、打点はトップを争う中田翔(日本ハム)や浅村栄斗(楽天)と15打点以上の差がついている。柳田の得点圏打率は浅村や中田よりも上。いかに、柳田の前に走者が溜まっていないか、を示していると言える。

 柳田の前に出来るだけ多く選手を出塁させたい。そこで工藤監督ら首脳陣が考えたのが、柳田に次ぐチーム2位の出塁率を誇る中村晃を2番に据えることだった。

 この日は中村晃が5打数無安打、柳田は3打数1安打2四球で2、3番の並びが機能して得点が生まれることはなかった。ただ、1試合だけでその並びの力を推し量ることはできない。18日にも、まずはグラシアルが1軍に復帰し、デスパイネも近いうちに1軍に戻ってくる。果たして、ホークス打線の“最適解”はどんな形になるのだろうか。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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