鷹モイネロが驚異4戦9K、オリ助っ人は本領4発8打点…パ週間ベストナインは?

鷹モイネロは4試合を無失点、12アウトのうち9つを三振で奪う圧巻投球

【第10週パ週間ベストナイン】
先発 涌井秀章(楽天)
救援 モイネロ(ソフトバンク)
捕手 森友哉(西武)
一塁 中田翔(日本ハム)
二塁 外崎修汰(西武)
三塁 福田周平(オリックス)
遊撃 小深田大翔(楽天)
左翼 吉田正尚(オリックス)
中堅 柳田悠岐(ソフトバンク)
右翼 田中和基(楽天)
DH ジョーンズ(オリックス)

 パ・リーグ第10週で特に活躍が際立ったのは楽天の田中。日本ハムとの6連戦では4度のマルチ安打、3度の猛打賞を記録し、23打数13安打、打率.565、1本塁打5打点と活躍した。開幕は出遅れたものの、1軍昇格後は結果を残している。楽天からは遊撃でルーキーの小深田も選出。この1週間は打率.321と結果を残した。

 楽天に勝ち越した日本ハムからは主砲の中田を選出。週間打率こそ.240だったが、3本塁打を放ち、リーグトップの8打点と勝負強さを発揮した。日本ハムでは渡邉諒内野手、松本剛外野手が打率.474、471と好成績だったものの、他球団の同ポジションで活躍した選手が多かった。

 その渡邉の二塁と松本の外野には活躍した選手が数多くいた。二塁では西武の外崎の活躍が目立った。外崎はこの1週間で24打数12安打、打率5割をマーク。4試合でマルチ安打を記録している。外野は前述の田中のほか、オリックスの吉田正とソフトバンクの柳田を選んだ。

 吉田正も外崎と同様に打率5割を記録。今季の打率を.372に上げて首位打者争いのトップに浮上した。柳田は週間打率は.318と松本に劣るものの、3本塁打6打点と勝負所での一打が光った。苦手ロッテとの戦いで苦戦するチームにあって、窮地を打開する働きを見せた。

 捕手では西武の森が打率.346と好調。シーズン前半は不振だった森だが、ここに来て状態を上げてきている。三塁にはオリックスの福田を入れた。二塁が本職の福田だが、中嶋聡監督代行の下では3試合のうち2試合に三塁でスタメン起用され、この1週間は打率.318と気を吐いた。またオリックスではジョーンズが3戦連発、4本塁打でトップタイの8打点と活躍した。

 最後に投手では先発に楽天の涌井を選出。今季ロッテから加入した右腕は19日の日本ハム戦で8回4安打1失点という好投を見せて開幕8連勝を達成した。救援はソフトバンクのモイネロ。第10週は4試合に登板して無失点に封じて1勝2ホールド。奪った全12個のアウトのうち、三振で9つを奪う驚異の投球内容だった。

(Full-Count編集部)

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