鷹・中村が公式戦初のサヨナラ打 通算1000安打目前で印象に残る安打は?

チームメートに祝福されるソフトバンク・中村晃(右)【写真:藤浦一都】
チームメートに祝福されるソフトバンク・中村晃(右)【写真:藤浦一都】

通算1000本安打まで残り19安打、印象に残る安打はプロ初安打

 この日のサヨナラ打で今季の安打数は41本となり、プロ通算1000本安打まで残り19安打となった。先日「レギュラーシーズンで印象に残るヒットは?」と尋ねる機会があったが、中村はしばし考えた後に「やっぱり初ヒット(2011年5月10日、当時オリックスの寺原隼人からレフト前)ですかね。CSとか日本シリーズではいっぱいあるんですけど……」と答えた。

 前述の日本シリーズでのサヨナラ3ランだけでなく、昨年の西武とのCSファイナルステージ第2戦に先制打と2ランの3打点、第3戦にも先制打を放つ活躍を見せているが、当然それらは通算1000本安打にはカウントされていない。この日のサヨナラ打は、節目を迎えた日にプロ初ヒットと並んで中村自身の印象に残る一打として語られることになりそうだ。

 全120試合となった今シーズンも、ソフトバンクにとってはこの日が58試合目。折り返しは目の前だ。「僕は20試合くらい遅れてきたので、余計に早いですよね。1週間もあっという間ですし。毎日試合があるので、これを11月までと思うと体力的にきてる部分もありますが、毎日しっかりケアをして、試合に出られる状況で球場に来れればいいなと思います。とりあえずケガだけしないようにしたいです」。3年ぶりのリーグ優勝と4年連続の日本一を手にするまで、懸命に駆け抜ける覚悟だ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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