DeNAラミレス監督、井納の投打に渡る活躍を絶賛 「この勝利は本当に必要だった」
逆転の2点タイムリーに「坪井バッティングコーチの素晴らしいアドバイスを彼が聞いて…」
■DeNA 3-2 広島(27日・横浜)
1点差を守り切ったDeNAが広島に勝利し、カード勝ち越しを決めた。先発した井納が6回途中2失点と粘りの投球で、打撃でも逆転の2点タイムリー二塁打と、投打に渡る活躍を見せた。ラミレス監督は「昨日はああいう形で敗れた後たので、非常に重要な試合だった。この勝利は本当に必要だった」と価値ある勝利を喜んだ。
井納は2回に先制点を与え、同点に追いついた4回にも勝ち越しを許したが、すぐにその裏、自らのバットで決勝点となる逆転打を放った。ラミレス監督は「坪井バッティングコーチの素晴らしいアドバイスを彼が聞いて、初球をしっかりとらえてくれた」と打撃コーチを評価し、投球に関しては「安定した投球で5回以上を投げてくれた」と評価した。
6回途中からはパットン、エスコバー、国吉、三嶋のリレーで広島の反撃を許さなかった。指揮官は「井納は6回途中で交代となったが、その後はパットンが素晴らしい仕事をしてくれた。その後も出てくるピッチャーが毎回毎回、かなりキツいイニングではあったが、そこを全て切り抜けてくれた。チーム一体となった勝利だったと思う」とリリーフ陣の頑張りに満足そうな表情を見せた。
2週連続での対戦となった広島に今回も勝ち越し、貯金2で負けない首位巨人に何とか食らいつく形になっている。指揮官は「明日もこのモチベーションを維持して、明日もしっかり勝ちたい」と、一戦必勝を誓った。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)