秋山翔吾、ダルビッシュと米初対戦へ意気込み「しっかりとしたアプローチしたい」
ダルビッシュは30日ダブルヘッダー第1試合で先発予定
■レッズ – カブス(ダブルヘッダー第1試合・日本時間30日・シンシナティ)
レッズの秋山翔吾外野手は28日(日本時間29日)、試合前にオンライン会見に臨み、翌日に控えたカブスのダルビッシュ有投手とのメジャー初対戦について「当たるのが確定で楽しみですとは言えないですね」と気を引き締めた。
秋山がダルビッシュと初対戦したのは、プロ1年目、2011年4月12日の開幕戦だった。「9番・右翼」で初スタメン出場した秋山は、3回の第1打席でダルビッシュと対戦し、結果は死球。秋山は当時を振り返り、「圧倒的に力の差っていうか、ダルさんの視界に入らないくらいの実力差だったと思う」と話す。それから9年が経ち、アメリカで挨拶を交わした2人。自然と日本での初対戦時の話になり、「デッドボールが1打席目だったので、話の中で覚えていて下さった」と笑顔を見せた。
今季のダルビッシュは絶好調で、ここまで6試合に先発し、5勝1敗、防御率1.70の成績。早くもサイ・ヤング賞候補の一角に名を連ねているほどだ。一方、メジャー1年目の秋山はスタメンが確約されているわけではなく、新しい環境で結果を残そうと奮闘中。プロ1年目に感じた実力差は縮まったと思うかと問われると「アメリカでもサイ・ヤング賞の候補にって言われる方なので、埋まっていないと思います」とし、言葉を続けた。
「ただ、こういう舞台に来た以上、戦ってそれがどのくらいの差なのかとか、立ってみてどういう体感をするのかも1つの楽しみ。チームの勝敗が掛かっているので、出る以上はなんとかしたい。差がどうこうっていうのは抜きにして、しっかりとしたアプローチ、準備はしたいと思います」
ダルビッシュとのメジャー初対戦に注目が集まるが、秋山自身は「現状としては目の前の試合で結果を残して次の試合にまた出ていくということの繰り返しなので、当たるのが確定で楽しみですとは言えないですね」と、いたって現実的。「結果を出してダルビッシュさんが投げるであろう試合に僕が向かっていかないといけない」と気を引き締める。
「ダルビッシュさんはもうローテーションでここに投げるっていうのは分かるんですけど、そこに僕がオーダーとして名前を連ねられるかどうか。まずは今日。今日結果を出して、また明日も(先発に)並べるんだったら明日。その時に結果を出して、ダルビッシュさんとの対戦の日に打線にいられるか。確約されているスタメンじゃないので、その中でダルビッシュさんと当たった時も、何かをチームに見せられるか、結果として残せれるかどうかも試されているので、手強いというかそういうレベルではない」
ダルビッシュとの対戦に向けて結果を出したかったが、この日は5打数無安打に終わった秋山。もし対戦が叶うなら、自身のバットでチームを勝利に導きたい。
(Full-Count編集部)